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お釈迦様と王様(4)

○ジャータカ第422話 『チューティヤ国王物語

大本神諭、明治37年旧2月11日には、大和魂(日本魂)について言及した不思議な一文があります。
『今の日本の人民には、肝腎[心]の日本やまとだましいが抜けてしまうてるぞよ。日本魂と申すのは、請合た事の違はんやう、一つも嘘は申されず、行儀正しう天地の規則を守る霊魂みたまを申すぞよ。今の人民の申して居る日本魂とはチット違ふぞよ。日本の国は、日本魂でなくては世が続かぬ国であるのに、露国の悪神の霊魂が日本へ渡りて来て、ひとの苦労でこの世を盗みて、好き寸法すっぽうの世の持方いたして、日本魂のたねを無茶に致して、「自己われさへよけらよい」と申して、栄耀栄花の仕放題の世の持方に、日本の神の分霊わけみたまを上へ伸上のしあげて、巧い事に抱き込みて、「このままで続かさう」と思うて居る露国の極悪神の企謀たくみを、神はよく見抜いて居るから、此方こちらには水も漏らさん経綸を致して置いての二度目の世の立替であるぞよ』

なぜうしとらの金神 国常立尊様は、「日本魂はうそをついてはいけない」と教えてくださったのでしょうか? その答えの一つが、ジャータカ物語から読み取れます。 



 これは師(釈迦牟尼仏)が祇園精舎に滞在しておられたとき、デーヴァダッタが大地に没入したことについて語られたものである。その日、説法場で、修行僧たちは話をはじめた。「友よ、デーヴァダッタは、嘘をついて大地に没入し、アヴィーチ地獄へ生れかわるものとなったのだ」
 そこにあらわれたお釈迦様は「修行僧たちよ。いまばかりではない。過去にも彼は大地に没入したのだ」と言って過去のことを話された。

 むかし、最初の劫に、マハーサマンタという名の、数えきれない寿命をもつ王がいた。彼の息子はロージャといい、ロージャの子をヴァラロージャといい、その子をカリヤーナといい、カリヤーナの子をヴァラカリヤーナといい、ブァラカリヤーナの子をウポーサタといい、ウポーサタの子をマンダータルといい、マンダータルの子をヴァラマンダータルといい、彼の息子はチャラといい、チャラの息子はウパチャラという名であった。アパチャラというのも彼の名前である。
 彼(ウパチャラ王)は、チェーティヤ国のソーッティヴァティーで国を治め、四種の神通力をそなえていた。ウパチャラは空を飛行し、四人の天子が四方において剣をもって彼を護り、体からは栴檀せんだんかおりが匂い、口からは青蓮花の香りが匂った。
 彼には、カピラという名のバラモンの司祭がいた。
 カピラバラモンの弟で、コーラカランバという名の者は、ウパチャラ王と一緒に同じ先生の家で学問をおさめた幼友達であった。ウパチャラ王は少年時代に、「わたしが王位についたら、君(コーラカランバ)に司祭の地位を与えよう」と約束した。ウパチャラは王位についたが、父の司祭であるカピラバラモンを、司祭の地位から引退させることはできなかった。そして、司祭が自分に仕えにやってくると、カピラバラモンに対して敬意をはらい、うやうやしい振舞いを示した。カピラバラモンはそれを知って、
「王位というものは、同じ世代のものと一緒であってこそ、よき尊敬がはらわれるものだ。私は王様に許可を願って出家しよう」と思い、「王様、私は年をとりました。家には子供がおりますので、彼を司祭にしてください。私は出家いたします」と言って、王に許可を求め、息子を司祭の地位につけた。それから王の遊園に入り、仙人の道に出家し、禅定による神通力を起こして、息子をたよりとして、そこに生活を営んでいた。
 コーラカランバは、
「兄(カピラ)は出家したが、私に地位を譲ってはくれぬ」と兄に恨みをいだき、ある日、気楽な話の折に、ウパチャラ王から「コーラカランバよ。お前は司祭の地位につかぬな」といわれ、「はい。王様。つきません。私の兄がついていますから」と言った。
「お前の兄は出家したではないか」「はい。出家しました。しかし、地位を息子に譲ってしまいました」
「それでは、おまえがつけ」
「王様。系譜がつづいてきた地位を兄からとりのぞいて、私がつくことはできません」
「そのようであるならば、わしがお前を年上となし、相手をお前より年下にしてやろう」
「どのようにしてございますか。王様」
「嘘のつくのじゃ」
「王様。御存知ないのですか。わたしの兄(カピラ)は、偉大にしていまだかつて見たこともない法を備えたまじない師でございます。かれは偽って、あなた様を欺くでしょう。四人の天子を消えたかのようにするでしょう。お身体や、お口からの芳香を、悪臭のようにしてしまうでしょう。あなたさまを空中から落として、地上に立たせるかのようにもいたしましょう。貴方様は地中に投入したかのようにもなるでしょう。そうなれば、あなた様のお話どおりにすることは不可能でしょう」
「お前はそのような考えをしてはならんぞ。わしはすることが出来るであろう」
「いつおやりになりますか。王様」
「今日から七日目にじゃ」
 その話は、町中に知れわたった。
「王様は嘘をついて、年寄りを若くして、地位を若い者に与えるそうだ。嘘というものは、いったいどのようなものなのだろう。青か、あるいは黄色などにおける別の色なのだろうか」というように、大衆はいぶかしく思う心が生じた。その当時は、世間が真実を語る時代であり、そもそも嘘をつくということがこのようなことである、という事さえも、人々は知らなかったということである。司祭の息子もその話を聞いて、父親(カピラバラモン)に話した。
「お父さん、王様が嘘をおつきになって、お父さんを若くし、私達の地位を、私の叔父さんに与えられるそうです」
「お前。王様は嘘をおつきになっても私達の地位を奪うことはできないよ。だが何日におやりになるのだ?」
「今から七日目だそうです」
 七日目に大衆は、『嘘をつくのを見よう』と思って、王宮の庭に集まり、重なりあっていた。息子は行って父親(カピラ)に告げた。ウパチャラ王は着飾り、準備して出てきた。そうして大衆の真ん中の王庭の空中に立った。苦行者(カピラバラモン)は、空中を通ってやってきて、王の目の前に敷皮をひろげ、空中に足を組んで坐り、「大王よ。まさしくあなたは嘘をついて若い者を年寄りにし、彼に地位を与えたいと思し召されているそうですね」と言った。
「その通りです。先生。私はそのようにしたいのです」
 その時、彼(カピラ)は王様をいさめ、
「大王よ。嘘をつくということは、徳の破滅を招く重罪であり、四苦界へ生ぜしめるものです。王というものは、嘘をつけば、法を殺します。王が法を殺せば、まさに自らを殺すのですぞ」と言って、最初の詩をとなえた。

『害せられたらる 法はに 害するばかり。
 害されぬ 法はだれをも そこなわず。それゆえ法を 害するな。
 害せられたる 正法が 君を害する ことなかれ』

 それからさらに、王をいさめて、
「大王よ。もしも嘘をおつきになるなら、四種の神通力は消滅するでしょう」と言って、第二の詩をとなえた。

『虚言を語る 者からは 知っていながら 去ってゆく。
 知っていながら われたる  といを異なりて 答う者、 口より悪臭 はなしつつ 天の地位より 下落する』

 それを聞いて王は、恐れてコーラカランバを見た。そのとき彼は「大王様。恐れめさるな。最初にわたしがこのことは貴方様に申しあげたではございませんか」などと言った。王は、カピラの言葉を聞きながらも、自分の話ばかりおしすすめて、「尊者よ。あなたは若い。コーラカランバが年長である」と言った。そのとき、王様が嘘をつくと共に、四人の天子は「こんな嘘つきを保護することはできない」と言って、剣を足元に捨てて、消えてしまった。王の口は、ニワトリの壊れた卵のような、また身体は、開いた便所のような悪臭をはなった。また空中から落ちて地上に立つというふうに、四種の神通力は衰えてしまった。
 そこで偉大な司祭(カピラ)は、王に、「大王よ。恐れなくともよい。もし真実を語るなら、あなたに総てを元通りにしてあげましょう」と言って、第三の詩をとなえた。
『真実語れば、チェーティヤよ、以前のように ありたまえ。王よ、虚言を 語るなら 王よ、地上に 立ちたまえ。』
「ごらんなさい。大王よ。初めて嘘をついただけで、あなたの四種の神通力は消えうえせました。お考えなさい。いまからでも、もとのようにすることは出来ますよ」と言われても、「そのようにして、あなたは私を騙そうとするのです」とウパチャラ王は再び嘘を語って、くるぶしまで地に落ち入ってしまった。そこで再びカピラバラモンは、王に、「お考えなさい。大王よ」と言って、第四の詩を唱えた。

『問われし問を 知りつつも 異なりて答う その者に
 時ならぬとき 雨ぞり しかるべきとき 雨降らず』

 それからまた、彼は王に、「嘘をつくことの結果として、踝まで地に入ってしまった。お聞きなさい。大王よ」と言って、第五の詩をとなえた。
『真実語れば、チェーティヤよ、以前のように、ありたまえ。王よ、虚言を 語るなら 王よ 地中に 入りたまえ』
 王は、三度目にも、「尊者よ。あなたは若く、コーラカランバが年長である」と嘘をついて、膝まで地中に入ってしまった。そこで彼は、王に、「もう一度お考えなさい。大王よ」と言って、

『知っていながら 問われたる 問を異なりて 答う者、
 諸方のあるじよ、 その者の 舌は二枚ぞ へびのごと。
 真実語れば チェーティヤよ 以前のように ありたまえ。
 王よ、虚言を 語るなら 王よ、いっそう 入りたまえ』

 と、これら二つの詩をとなえて、「いまからでも、元のようにすることができますぞ」と言った。王は、彼の言葉をとりあげず、「尊者よ。あなたは若く、コーラカランバが年長である」と、四度目も嘘をついて、腰まで地中に入ってしまった。そこでバラモンは、王に、「お考えください。大王よ」と言って、再び二つの詩を唱えた。

『知っていながら 問われたる 問を異なりて 答う者、
 諸方の主よ、その者の 舌は存せず 魚のごと。
 真実語れば、チェーティヤよ、以前のように ありたまえ。
 王よ、虚言を 語るなら 王よ、いっそう 入りたまえ』

 王は、五度目にも、「尊者よ。あなたは若く、コーラカランバが年長である」と嘘をつて、へそまで地中に入ってしまった。そこでバラモンは王に、「もう一度お考えください。大王よ」と言って、二つの詩をとなえた。

『問われし問を 知りつつも 異なりて答う その者に
 女ばかりは 生まれても 家に男が 生まれえず。
 真実語ればチェーティヤよ、以前のように、ありたまえ。
 王よ、虚言を 語るなら 王よ、いっそう 入りたまえ』

 王はとりあげずに六度目にも、まったく同じように嘘を語って、乳のところまで地中に入った。またもバラモンは、「お考えください。大王よ」と言って、二つの詩をとなえた。

『問われし問を 知りつつも 異なりて答う その者の
 息子は諸方に 出で去りて かれのもとには あらざらん。
 真実語れば、チェーティヤよ、以前のように ありたまえ。
 王よ、虚言を 語るなら 王よ、いっそう 入りたまえ』

 王様は、悪い友人に交わった罪によって、カピラバラモンの言葉をとりあげずに、七度目にも、まったく同じようにした。そうすると大地は、王に向かって開き、アヴィーチ地獄から火焔が立ち昇って彼を捕えた。

『仙人により かの王は 呪われ 過去に 空中を 歩みおりしも いまははや 劣れる者と なりはてて 時が過ぎれば 過ぐほどに 没入したり 地のなかに……。それゆえにこと 賢者らは 欲の来たるを 讃うなし。邪悪の心 無き者は 真実そなえた 語を述べよ』
 この二つは、悟りをひらいた人の詩である。
 大衆は「チューティヤ国王は、仙人をそしり、嘘をついて、アヴィーチ地獄に落ちてしまった」と言って、恐れおののいた。王の五人の息子たちがやって来て、「私達のよりどころとおなりください」と言った。カピラバラモンは、「諸君。君たちの父上は法を破滅させ、嘘をついて仙人をそしり、無間地獄に落ちたのだ。この法というものは、たれるとつものである。君たちはここに住む事は出来ない」と宣言し、長男には都から東の方角に「象の町」を、二男には南に「馬の町」を、三男には西に「ライオンの町」を、四男には北に「ウッタラパンチャーラ」の町を、五男には都に大塔をつくったのち北西の方向に「ダッダラ・ブラ」という名の町を建設し、各々そこに住むよう命じた。

 師(釈迦牟尼仏)はこの話をされて、「修行僧たちよ。今ばかりでなく過去にもディーヴァダッタは嘘をついて地中に投入したのだ」と言って、過去の前生を現在にあてはめられた。「そのときのチェーティヤ国王はデーヴァダッタであり、カピラバラモンは実にわたくしであった」と。


テーマ : 心に響く言葉・メッセージ
ジャンル : 心と身体

プロフィール

真善美愛

Author:真善美愛
真善美愛まことと申します。東日本大震災の後、上野公園さんの『神言会-大本教神諭解説』に出会い、ぐちなお開祖・さぶろう聖師を通じてうしとら〔 艮 〕こんじんくにとこたちのみこと様に導かれます。それ以降、天の御先祖様(万軍の主、創造神)のお役に立ちたいと、良心神(個々の魂に宿る天帝の分魂、天照皇大御神)を奉じて活動しています。

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