壬申所感

○壬申所感

 大本は明治廿五年のきゅう正月元旦、開祖出口でぐち 直子なほこ刀自とじ国祖こくそ大神の神懸かむかかりがあって開教されたのであるが、今年をもって四十周年の記念祭を挙行した次第である。
 開祖の手を神様がつかはれて、神諭しんゆを書かれたが、その神諭には三十年で世の替り目が来ると示されて、それが十年延びると書かれていた。本年は十年延びて四十周年の日が来たので、世界のの字は「さんじゅう」と書いてあるが、人間も三十にしてつとひ、又それに三十年を加へた六十で本家がへりとふ様に、三十年、三十年で一段落となる。人間界のことはすべて三十年を以て一期とし、また神界のことは三千年を以て神の一世といふのである。

 みづのえさるの年は「さる」とふので、世人が縁起をかついで結婚を見合すといふが、これは間違ってゐる。みづのえさるは、すべてのわざはひみづ洗禮せんれいに依って洗いるの意で、本年は其の年まはりになってゐる。佛教ぶっきょう所謂いはゆる「法」の字は"さんずゐ(水)"に去ると書く。これも水の洗礼の義になるのである。法はまたダルマ(達磨)で、ダルマの巨眼は日月じつげつの姿に表現される。これは日月揃うた弥勒みろくの意でもある。この弥勒出現して水の洗礼に依って世を清めるのである。

 今年はいよいよ吾々われわれの頭上に火の粉が落ちかかって来た。この火の粉はうあっても打拂うちはらはねばならぬ。此事あるは、ずっと前に神様から聞いてゐた。大正元年から蒙古もうこを日本に引きつけて置く必要を神から聞かされて、自分は入蒙にゅうもうの準備として乗馬の稽古けいこをしたりして、愈々いよいよ蒙古入りの決行を考へてゐた時、大本の所謂いはゆる十年事件が起り、延期して大正十三年に入蒙が実現出来たのであった。當時とうじ私の入蒙は、バインタラでちょう作霖さくりんのために、邪魔ははいって失敗した様に世間では見てゐたらしいが、私自身は決して失敗ではなく、おほいに成功であったと信じてゐた。
 蒙古のアルホラ大庫倫クークーロン成吉思汗ジンギスカンの挙兵以後六百六十六年にして、ナランオロスからイホエミトボロハナ(大活神)が出て来るというふ豫言よげんがあったが、ナランロスミとは、づる国といふ意味であり、また其活神は五十四歳の人だと豫言されてゐて、丁度私がその時五十四歳であったので、いよいよ日出づる国から五十四歳のイホエミトホロバナ(大活神)が来たといふわけで、蒙古から大歓迎を受けたのであった。
 当時人類愛善あいぜんの精神を以ての地に人民愛撫の基礎を作って置いたのが、今回の満蒙問題の勃発に當って、世界こう卍字まんじ会との共同的活動を実現し得た結果となったのである。人類愛善主義の拡充を以て世界大和合だいわごふの働きをせねばならぬのが、づ満州とう四省統一の基礎を造る為に日出麿ひでまろ(人類愛善会副総裁)を満州に出張せしめた次第である。


テーマ : 心、意識、魂、生命、人間の可能性
ジャンル : 心と身体

プロフィール

真善美愛

Author:真善美愛
真善美愛まことと申します。東日本大震災の後、上野公園さんの『神言会-大本教神諭解説』に出会い、ぐちなお開祖・さぶろう聖師を通じてうしとら〔 艮 〕こんじんくにとこたちのみこと様に導かれます。それ以降、天の御先祖様(万軍の主、創造神)のお役に立ちたいと、良心神(個々の魂に宿る天帝の分魂、天照皇大御神)を奉じて活動しています。

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