出口浅野(直日)『立教の精神を高めん』

☆出口浅野(直日)『立教の精神を高めん』

 ただいまは、大本開祖大祭を、ご参拝の皆さま方とごいっしょに、おごそかに、とりこなわさせていただくことができまして、まことにありがとうございました。このみまつりは、大神さまの厳のみ光を畏み、開祖のご生涯を辱(かたじけ)なく仰ぎまつるとともに、大本の立教の精神を高めんとするものでございます。この意義ある日に当りまして、開祖のご日常をしのびますとき、まず浮かんでまいりますのは、まことに、しずかなご日常でございます。大神さまの、あのはげしい立替え立直しのみ言葉を、内に燃えるように受けられながらも開祖のご日常は、しずかで、清らかで、しんとしたものでございました。
 このことは、非常に、大事なところとおもう次第であります。それで、開祖のおそばに伺いますと、誰でも、奥山にいて鳥の声を聴いている時のような、しずかなこころになることができ、神さまの方へ真っ直ぐにむかわせていただいたものでございます。また、開祖のおそばにありますと、目にふれるもの一切がありがたく、みろくの世とは、かくやと思われる、やさしさと、きびしさを帯びて、映ってまいったものでございます。
 これらのすべては、開祖が、大神さまにたいし、きわめて純真であらせられ、一切を大神さまにお任せになって、唯之命のまにまに御用されて来たことによるものと拝します。開祖が、このような境涯にあらせられましたことは、もとより、私の申すもおそれ多いことでございます。開祖は、そのような御日常にあって、世界の人類が渡らなければならない橋のこと、越えなければならない大峠のことをおもわれまして、朝に夕に、大難を小難に、小難を無難にと祈りつづけられました。開祖の、このやさしい、深い愛に満ちた御日常のこころを、この道の友は、今日(こんにち)こそ、きびしく汲ませていただき、およずれのまがごとに惑うことなく、大道を直行してまいりたいものでございます。
 いま一つ、開祖のご日常は、とりわけて行儀のよいお方でございました。それで、この道の人の、思い上りや取り違いはもちろんのこと、悪意がないといっても、うわずった不作法にも、「ここを何処とおもうていられますか」ときびしいお諭しがございました。そこで、わたくしたちは、なにはともあれ、世間いっぱんの礼儀は、もとより身につけていなければなりません。人として世にある以上、教養にかかわりなく、お互いの立場での挨拶は、例えば、聖地では「ようお参りになりました」「どうぞ気をつけてお帰りください」くらいのことは自然に親情をもって交わせなければなりません。これは、しごく当たり前のことで、その当たり前をふまえて、この道の人は、開祖の諭されました「ここを何処とおもうていられますか」という御言葉をよくよく玩味していただきたいものでございます。
 ことわけ、ちかごろの思い上がりや、取り違いについては、大いに反省していただきたいと存じます。また悪意はなくても、うっかりしていることにも気をつけてもらいたいと存じます。ましてや、聖地にお勤めされている人は言動をつつしんでもらいたいと存じます。そうして<ここは、なんという佳いところであろう。もう一度、参らせてもらいたい>という願望心が、ここにみえる方に、自然に湧いてくるように、十分にこころしてお勤めさせていただかねば、せっかくお仕えさせてもらっている甲斐がございません。ここに大本の教風の初心にかえり、真剣に工夫し、懸命に努力させていただきたいと存じます。
 開祖のご時代にも、開祖のご日常に、時に、影を差すように、お悩みごとが、まつわりつくことが、往々にしてございました。それは、開祖が、身内の邪(よこしま)な言動(ふるまい)のため、ご苦労なされていたお姿でございました。悠々自適のご晩年にも、そんなご苦労のつきまとっていたことを、今にして、しみじみとお偲び申し上げる次第であります。大本は、大神さまが、これまでの世界を立替え立直して、弥勒の世となすお仕組(※1)のもとに、開祖・聖師をとおして啓示されましたみ教えにより、御用に奉仕いたすお道でございますが、この御用には、特に、心の持ち方が大切でございます。心の持ち方の善し惡しは、そのまま霊界へ、霊界から現界へとひびいてまいるものでございます。神諭に「この直は、この世の亀鑑にいたす身魂であるぞよ。この人をみて、神の御用を聴いてくだされ」(※2)とございますように、まずは、開祖のご生涯に、お照らしをいただき、お互いによく省みて、日々のご用に、いっそう励んでまいりたいと存じます。
 どうか、よろしくお願いいたします。(昭和57年11月6日)

(※1)
大本神諭 『明治32年旧6月3日』
 艮の金神が御礼申すぞよ。永らくの経綸いたした事の初発(はじまり)であるぞよ。上田喜三郎(うえだ きさぶろう)殿、大望な御世話が能う出来たぞよ。御礼には御都合の事じやぞよ。)九曜の紋を一つ殖やしたのは、神界に都合の在る事じやぞよ。今は言はれぬ。此事成就いたしたら、御礼に結構にいたすぞよ。綾部世の本、金神の大本と致すのじやぞよ。艮の金神はチト経綸が大きなから、この方で世話に成らねば開けんのじやぞよ。

伊都能売神諭 『大正8年2月13日』
 大本の十曜の神紋は、世界統一の標章であるから、この神紋の由来を知らねば肝心の神秘が分らぬぞよ。九重の花が十曜に化りて咲く時は、万劫末代しほれぬ生き花で在ると申して、今迄の神諭(ふでさき)に出して在ろうがな。この九つ花が十曜に開く其時は、如何な鼻高も如何な悪魔も改心いたして、今までの自分の思いの違ふて居りた事が明白に分りて帰順(おうぜう)いたすぞよ。三千世界の世の元を締固めた折に、一生懸命に大活動を致した誠の神の因縁を説いて置くから、万(よろず)の神々様も人民も、よく腹へ呑み込みなされよ。

○上野公園 人に内在する良心神「薩張りで改める。〇に十字は世を救う神。」

 大本教では大本教神諭の「九つ花」に「九曜紋」を持って来ました。これだと九つ花から一輪の言霊の経綸が出ません。そして、大本教神諭に神示として、神界の都合があるので「十曜紋」に変えるで、現在の大本教は九曜紋から「十曜紋」に変えました。聖書には男女の預言者に1260日間説かせるがあります。大本教の出口王仁三郎聖師は、聖書の予言の男女は大本教の出口なお開祖と出口王仁三郎聖師のことだと述べておられますが、そんな証拠はどこにあるのだとなります。出口王仁三郎聖師は大本教弾圧事件で1260日間牢に入っていたので、予言は達成されたと言われていたのですが、それでは出口なお開祖に1260日が出て来ません。
 では、大本教神旗の十曜紋を作図してみましょう。作図するには、まず正九角形を描かなければなりません。一角が40度になります。ここで、不思議なことに気付きます。それは、正九角形の総和は「1260」度だと言うことです。たぶん、ここは気付いても意味が隠されているとは思わずに通り過ぎてしまいます。 一つの三角形の総和は180度ですから、残る二角は140度です。それが九つありますので、140×9=1260です。この「1260」の数字で、聖書の1260の数字を思い出すはずです。聖書には幾ヶ所か1260の数字が出て来ます。しかし、1260の意味は不明ですね。1260日に何の意味があるのかと首を捻るところです。私が子供の頃に臨まれた声は、旧約聖書は我が書なり。されど、そのままに読めば意味を間違える。秘め書であるので、意味を解読しなさいと告げられたのです。
 大本教から、出口なおさんと出口王仁三郎さんの二人の予言者が出られることで、大本教神諭と霊界物語は神の書であることが解るわけです。それを隠しているのが十曜紋の神旗なのです。十曜紋で、出口開祖と出口王仁三郎聖師の1260が出るわけです。ですから、大本教神典を外して神の教えを解読することは不可能に近いのです。また、その役割は「イロハ」で「ン」を加えて四八音。今では、これはヨハネ(四八音)役だと理解されつつあるわけです。完全に聖書の日本版なのです。

(※2)
大本神諭 『大正4年旧6月8日』
 変性男子の御用は大望な御用であるから、男でも出来ず、女ではなほ出来ず、この世にこれ程大望(たいもう)な御用は、誰も出来んのであるぞよ。大神様のじきじきの御霊統(おちすじ)の、国常立尊の御霊が、半分の御霊を変化て女に致して、変性男子の身魂に致して、今度の二度目の世の立替があるのは、世の元からの天地の先祖は、末代の事が判りて居りての、初発から造へてある御身魂であるから、これ程苦労が永いのであるぞよ。「この身魂が世界の亀鑑(かがみ)である」と申して、初発から御筆先に出してあらうがな。こういふ世が参る事がよく判りて居るから、何も世の元から造へてあることの、時節が参りて来たのであるぞよ。

<戦後の大本教、出口直日さん聖美さん紅さん。大本信徒連合会の出口直美さん、愛善苑の出口和月さん。九曜紋が神様の経綸により十曜紋となった真の理由を説明できたでしょうか? 出口直はイロハ48音でヨハネ(四八音、音=ね)なれど、出口王仁三郎も又ヨハネ。だから霊界物語第十三巻で、今大本にあらわれた変性女子はニセモノだの発言です。>


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ジャンル : 心と身体

プロフィール

真善美愛

Author:真善美愛
真善美愛まことと申します。東日本大震災の後、上野公園さんの『神言会-大本教神諭解説』に出会い、ぐちなお開祖・さぶろう聖師を通じてうしとら〔 艮 〕こんじんくにとこたちのみこと様に導かれます。それ以降、天の御先祖様(万軍の主、創造神)のお役に立ちたいと、良心神(個々の魂に宿る天帝の分魂、天照皇大御神)を奉じて活動しています。

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