出口澄「無題」

○出口すみ子「無題」(教示集-昭和25年10月15日)

 開祖さまの御苦労や私の活動を考えてみると、開祖様と私とはウンと気張らなならぬ御用だと思います。聖師様は天の御用でアーと、空を見上げると心が晴れ、月を見るとほがらかな気持ちになります。
 ところが、太陽が出たからといって見物するわけにもゆかぬし、大地を見ても別に気分が晴れやかにはならぬ。カンカン照っている太陽や大地を見ていると、一生懸命気張らなならぬと思うように、厳(いづ)の方はウーンと頑張らなならぬ御用です。ご飯を食べんでも食べたようにするのが私の性来です。大地は汚い物を埋め込んで、ドンドン吸い込んで、草木の肥料にします。機(はた)でも経糸はピンと張って、一本もゆるんではいけないが、緯糸はいろいろ取り換えられる。
 聖師さまは生まれられた時期も夏で陽気な朗らかな季候の時です。
 開祖様は冬の十二月十六日に生まれられたのですが、小判を握ってたくさんの人が死んでゆき、乞食が米のとぎ汁をもらいに来たという、有名な飢饉の年でした。私は寒いさかりの節分の日に生まれたのです。腹に力を入れてウーンと気張る寒い時分です。開祖様と私は、自然そういう御用になっています。
 家を建てるにも大地をドンドン搗いて、つき固めて家を建てます。大地が元です。そうやないかと、天地と自分のことを考えて一人合点しているのや。
 聖師さんが、裁判所で面白い答弁をしているというのか。先生は何言うてはるか、分からへんのや、出まかせ言うとるのや。とにかく変わり者やったでな。寝る時でも子守唄を歌ってやらんと寝ん人やった。無邪気なものでした。
 刑務所でも皆に可愛がられてな、いつも勝手なことばかり言ってはったのだが……。
 先生の蚤はひどうて、刑務所から先生の着物が出て来ると、蚤の死んだのが、袂の中にたくさんいたそうです。刑務所で夜中になると、ザーザーと波になって蚤が来たそうですが、先生はちっとも痒くなかったと言うとりました。
 洗濯してくれる人が言うていたそうですが、着物が血だらけだったそうです。それを見ると、ひどい噛み方なのだが、先生はちょっとも知らなんだと言ってはりましたが、神様が助けてくださったのに違いない。

 この頃はやたらに自殺する者が多いな。世の終わりやでな。生きる勇気もなし、悪霊の発動や、断末魔のアカギです。無茶苦茶や。みんな悪い霊にやられて。悪霊の宿になっているのや。しっかりせんとあかん。

 七年間の永い刑務所生活を終えて出て来られた聖師様は、真夏の暑いときでも、天恩郷の建設や楽焼なので、余り体に無理をなさったために御昇天を早められた。それで聖師様は私を守護して神業をせられているのです。


テーマ : 心に響く言葉・メッセージ
ジャンル : 心と身体

プロフィール

真善美愛

Author:真善美愛
真善美愛まことと申します。東日本大震災の後、上野公園さんの『神言会-大本教神諭解説』に出会い、ぐちなお開祖・さぶろう聖師を通じてうしとら〔 艮 〕こんじんくにとこたちのみこと様に導かれます。それ以降、天の御先祖様(万軍の主、創造神)のお役に立ちたいと、良心神(個々の魂に宿る天帝の分魂、天照皇大御神)を奉じて活動しています。

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