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出口澄「開祖 沓島ごもりのこと」

○出口すみ子「開祖 沓島ごもりのこと」(教示集-昭和23年8月15日、瑞生大祭)

 先日、丹後の沖にある女島(沓島 めしま)、男島(冠島 おしま)さまにお詣りをさして参りました。この島は明治三十三年に、神様の仰せで開祖様がおひらきになった因縁の島であります。
 明治三十八年、開祖さまは七十を過ぎておられました。神様が、「龍宮に来い、出口なおに大切な御用がある」と仰せられたのであります。それはどちらでございましょうと伺われると、女島であるとの仰せです。それですから、すぐに出発する、用意をしてくれと私に言われました。時は五月、まだ島の汐風は寒いでしょうし、開祖様の御年齢を考えると心配でなりませんので、私は反対を致しました。それに、あの島には真水がありません、開祖様は「ハッタイ粉」と水二升、みのかさ、木綿の着物、お明かりをあげる油、それだけを用意して、たった一人で行くといわれます。神様が、出口なおに用がある、他の者を連れて来てはならんとの仰せだと聞きますと反対するわけにはゆきません。でも、いろいろ相談し、神様に特にお願いして、二人の若い者を連れ、舟で御出発になりました。食糧は「ハッタイ粉」だけ、一枚の布団もない、飲む水もない。汐風が吹きつけ、雨も降るかも知れないのを思うと、私は気が気ではありませんでした。当時は信者さんも少なく、聖師様も仕方なくお見送りになりました。

 そのあとで、大騒ぎがもちあがりました。開祖様のお供をしたのは私の兄で、大槻伝吉[注:直開祖三男]、これは大槻鹿蔵の後をついています。それからもう一人ですが、この鹿造が、なぜ伝吉を女島へやったといって、あばれて来るのです。神様の御用で、大切な御役目ということはわかりませんから、これも私の姉で、一番仲の良かったおりょう(お龍さん)さんというのに罪をきせ、殺してしまうと言って夜になるとやって参ります。
 神様は、日本人に改心させるため、身うちに型を出させるとお示しですが(※1)、ここに、型が出たわけで、身うちの者が神業のお邪魔をいたしました。きまって夜になると金の棒などを持ってやって来る。それではならぬというので、殺されてもよろしい、私は鹿造の前に行くといってお龍さんはある晩お酒の飲んで元気をつけ、聖師様や私達が護っている座敷を出ていきました。
 聖師様も心配されて、鹿造があばれたら抱きとめる手筈を作られ、お龍さんを見て、鹿造が飛びかかると、皆で抱きとめました。
 その騒ぎのうちに、灯が消えて、あたりはまっくらです。鹿造は暴れて大怪我をしました。そして、それは、だれがどうしたかわかりませんでしたが、私の隣の家に住んでいた巡査部長さんが飛んで来てくれまして、あなたは毎晩やって来て人を困らせ、あばれておられたが、とうとう転がり落ちてケガをしたでないかというふうに裁きをつけてくださいまして、事は解決いたしました。おかげで私と仲よしのお龍さんは無事でした。
 そのころ、島では開祖様が御苦労の最中です。私が考えたように、島には飲み水がないのです。人間には食べ物が必要ですが、水がなくても生きてはいられません。
 ところがある日、みのかさを着て岩にもたれて寝ていられると、寒くて仕方がないので、柴を伐りに男二人が出かけたのです。そして、帰って来る道で一人が柴を谷に落とした。それをひろって上って来ると、ポタリと水が落ちます。なめてみると真水で、塩辛くありません。水、水、水だと大喜びし、神様は御用を仰せつけになるだけに、生きていく水も与えて下さると感激してそれを受けることにしたのだそうです。三人が飲むだけは自然にたまります。神様のお徳はまことに広大でありました。
 ところで、十三日で御用が済み、帰っていいことになりましたが、迎いの舟はありません。男二人はイライラしています。開祖様がその前日舟のことをお願いになると、神様はすぐきいてくださいました。しかしもし舟が来ないと二人が失望しますので、その日は黙っていらっしゃいましたが、あくる朝になって海を御覧になると十三隻の魚釣り舟が島のまわりにあらわれました。教祖様は神様にお礼を申し上げて、その舟に乗り、御用を果たしてお帰りになりました。すると、こちらの騒ぎもきれいに納まっていました。

 私は今度お詣りして、大変なおかげ[注:神徳]をいただきました。なぜ神様が開祖様を女島にお呼びよせになったり、龍宮に参れ、宝の引きつぎを致すぞよと仰せになったりしたのかわかりませんでした。四十年というもの、それを一つの謎としておりましたが、今度という今度は、まことにハッキリとわからせていただいたのであります。
 神様は、出口直に龍宮の宝を引きつぎ、地の高天原に「さらつ」の、真の宝(新しい本当の平和郷)を建てるといわれたのでした(※2)。旧七月六日から一週間、神々が地の高天原に集まられていろいろの御相談をなさる。それで、大本では昭和十年事件[注:第二次大本事件]まで西と東のお宮で毎年その日には礼拝をしておりました。愛善苑[旧]ではまた去年からその礼拝(七夕祭、神集祭)を復活して、今晩(七月十二日)がその日に当たります。綾部には帰れませんのでここで拝ましていただきます。
 八日には南瓜祭りというのを致します。毎年それも行います。それで、来年からは皆さんにもお詣りをしていただこうと考えております。
 さて、開祖様が女島に行ってお出になるあいだに、大騒ぎがあって、お帰りになるまでには納まり、悪が善にかえっておりました。今度も、私が女島詣りをしているあいだに何かゴタゴタがあり、似たようなことが起っておった。しかし、帰ってみるとそれが納まり、神様の思し召しで、きれいな結果が生まれておりましたのは、あれとこれとを照らしあわせてみると、人業ではない、深い思し召しのあるところと覚らせていただくのであります。

 昭和十年に、大本があんな風になると、日本も同じようなことになりました。しかし、大本は愛善苑として生まれ代わり[現代注:その後、大本教に逆戻りした挙句三つに分裂した]、神様の思し召し通りに、愛と善とで新しい道を進みますが、日本も争いのない、憎しみを持たない、平和国家として新出発を致しました。これを思いますと、われわれ愛善苑のものは、世界に再び乱れのない平和を築くための御神業に必死の努力を致さねばならんのであります。いよいよこれからが愛善の道の本舞台です。どうぞ、よろしくおたのみいたします。

(※1)
大本神諭「大正6年10月16日」
 この先で永う立替にかかりて居りたら、向ふの国は、申してある如うな惨い事に成るし、日本の国も是だけに、明治25年から引続いて、何彼の事、一切の事を口と手とで知らして、今に気を附けて居るなれど、今に判らん守護神、何彼の時節が廻りて来てキリキリ舞を致すぞよ。茲まで落度の無い様に知らしてあるから、我の強い解らん守護神よ、後で不足を申さんやうに致されよ。不足ありたら自分(めんめ)を恨めるより仕様は無いぞよ。こう成りて来るから、永らく筆先で気が付けてあるのに、我の身体に火が附いて燃え上りて来んと、今の守護神は聞きは致さんから、悪い方へ引落されて、悪い鏡に成る守護神ばかりで気の毒なれど、何程に気を付けて知らしても、有つてしまはねば聞く身魂が無いから、茲までに天の先祖様と地の先祖が、「ドウゾ」と思うて、自己の血筋に厭な事を皆させて、見せてあるぞよ。真[誠]善一つの御道は、他にキズは附けられんから、我血統(ひっぽう)に厭な事はさしてありたぞよ。今だに出口直の血族にさせて有るから、何事もよく出口直の血筋の所作柄を見て置いて改心を致さんと、我れ好しの行り方では……
 是迄は好きな如うにして行けたなれど、二度目の世の立替を致したら、全部行り方を代えてしまふから、今が境の正[性]念場であるから、是までの行り方はチツトも用ひられんやうに世が代りてしまうて、昔のいろはからの勉強を致さねば、学力ではモウ一寸も先へ行く事も、後へ戻る事も出来んやうになるから、何事も一度で聞く守護神に使はれて居らんと、使はれる肉体が気の毒が出来るから、この先は何彼の事が神の方は厳しくなるぞよ。

(※2)
大本神諭「大正3年旧5月24日」
 明治25年から申してあるやうに、直には変な方から陰光(ひかり)が射して、天から何程でも水晶の光渡り出す也。水晶の球が何程でも見せてあるぞよ。地の龍宮館の高天原であるから、天地の神宝(おんたから)を授け申すぞよ。筆先通りの象(かた)を天から見せるぞよ。御筆先に出したら実地が出て来るぞよ。昔から無い事であるぞよ。従来の世は邪悪の世でありたから、斯ンな事はして見せて無いなれど、今度の二度目の世の立替を致したら、水晶の世に致すのであるから、神となりたら、宝玉といふやうな物は不要(いらぬ)から、天の宝玉(たから)も地の宝玉も、地の龍宮館の高天原、本の宮へ降り込みて来る也。地の宝が流れ込むと云ふ形を、大出口の筆で顕はすぞよ。
 大正2年の11月の23日の夜の8時に、大出口直に、天照皇大神(てんせうくわうだいじん)と龍宮の乙姫どのとがまいりて、国常立尊と同一御霊の変性男子の身魂とが一つになりて、大事業に御苦労なされて居れるのを御知り遊ばして、龍宮の乙姫殿の御宝を、天照皇大神と、金龍海の霊水の地の龍宮館の乙姫様と御両方(おふたから)して、大出口の守に渡してある世界の宝が、本の宮へ皆納まる時節が循りて来たぞよ。筆で書してある事も、初発から直の口で言はしてある事も、皆毛筋も違はぬやうに成りて来るぞよ。善き事も、世界には厭な事も、延びた丈は一度になりて来るぞよ。

テーマ : 心に響く言葉・メッセージ
ジャンル : 心と身体

プロフィール

真善美愛

Author:真善美愛
真善美愛まことと申します。東日本大震災の後、上野公園さんの『神言会-大本教神諭解説』に出会い、ぐちなお開祖・さぶろう聖師を通じてうしとら〔 艮 〕こんじんくにとこたちのみこと様に導かれます。それ以降、天の御先祖様(万軍の主、創造神)のお役に立ちたいと、良心神(個々の魂に宿る天帝の分魂、天照皇大御神)を奉じて活動しています。

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