『大本神諭』 大正6年新6月6日 瑞の御魂

○大正6年新6月6日 瑞の御魂(火の巻)

 七月十二日は、[王仁(おに)]の生まれた結構な日柄であるぞよ。この日柄に初めた事は、何事も善き事なれば、一つも滞(とどこほ)り無く成就いたすぞよ。明治四年七月十二日に、貧しき家に産声上げたものは、[王仁]であるぞよ。外にも沢山(たっぴつ)にこの日に生まれた身魂はあれども、今度の世の立直しに成る身魂は、世界に一人より無いぞよ。色々と艱難苦労を致さしたのも、神の経綸でありたぞよ。二十八歳の二月の九日から、神界の御用に使うたぞよ。鎮魂帰神(ちんこんきしん)の道を、言霊彦命(ことたまひこのみこと)が引添うて授けたのは、三千世界の神、仏、人民の為であるぞよ。世間から色々と悪く申され、困(くる)しめられ、恥しめられて、在るに在られん憂目に逢うたのも、神からの経綸でありたぞよ。苦労無しには如何(どんな)事でも成就いたさんから、夜昼神が守護いたして、世界のあるだけの苦労がさしてあるぞよ。まだまだ是からエライ苦労を致さすなれど、この曇りた世を水晶の神世に致して、万古末代の神国に復(かへ)すしぐみであるから、チツトは外(ほか)の身魂とは違ふたことが無いと、今度の神界の大望は成就いたさんから、素戔嗚尊(スサノヲノミコト)の霊魂が授けてあるから、成就いたしたら、世界の大手柄ものと致さす身魂であるぞよ。永らく一つ島に落とされて居りて、今度 艮の金神、国常立尊が、沓島(めしま)冠島(おしま)から現はれなさるに付て、引続いて世に現はれて、世界を助ける真神(かみ)であれども、この身魂は世界の大化物であるから、人民からはチツトも見当が取れんぞよ。世界の事はドンナ事でも致さす、神界の杖柱であるから、神徳が世界へ現はれて来る程、苦労が殖えるぞよ。世界のことは何事も皆うつる身魂であるから、世が迫りて来るほど、苦労の多い身魂であるぞよ。坤(ひつじさる)の金神うつりて知らせておくぞよ。

 素戔嗚尊がこの世を乱したのであるから、其因縁に由ってこの世へ来てから、人の知らん辛い苦労を致して、三千世界を治めて、天の大神様へ御渡し申さねば、赦してもらえん御魂であるぞよ。世界には変りた事が珍しき事が出来いたすから、其覚悟で居らんと、気の小さい事では、到底今度の世界の御用は勤め上らんのであるぞよ。変性女子の身魂は瑞能御魂(みずのみたま)であるから、千座(ちくら)の置戸(おきど)を負ふて、三千世界を助けなならん因縁であるから、善き事を何程致しても、悪るく言はれるなり。悪き事がチツトでも有りたら、四方八方から攻められる御役であるぞよ。この世の御用を致さす為に、生代(いきかは)り死代(しにかは)り昔から苦労が致さして、今度の苦労を、一番に安全(らく)な苦労であるぞよ。針の蓆(むしろ)に座らされ、蜂の室(むろ)、蝮(まむし)の室に投(ほ)り込まれ、手足の爪まで抜き取られ、咽喉から血を吐き、もつて敵対う身魂を、親切に待遇(もてな)して改心をさす辛い御役であるぞよ。
 一人も真[誠]の事を見透かすものが無いぞよ。其中から今度の大望を成就さして、天照大神(てんせいだいじん)様へ御渡し申さな成らんので有るぞよ。八ツ頭八ツ尾(はつがしらはつお)の大蛇(おろち)の身魂を、根本(もと)の腹の底から改心さして、天下泰平に世を治める、世界に外(ほか)に代りの無き御用であるぞよ。今までに度々生命までねらはれたのも、世界の事が写りたのでありたぞよ。此者の身の持方を見て居りたら、世界は如何ことに成りて居るといふ事が解るやうに、神が使ふ御魂であるから、世が全部(すっくり)治まるまでは、色々と言はれ、そしられ、困しめられて、最後(とことん)の止(とどめ)を刺す身魂であるぞよ。
 変性男子は世界の事を知らす御役なり。
 変性女子は三千世界の経綸を成就さして、世界の神、仏、人民、鳥類、畜生、昆虫(むしけら)までも助ける、至仁至愛(みろく)の御用であるぞよ。この大本の中の元からの役員が、全然(さっぱり)この事を誤解(とりちがひ)いたして、何時までも反対をいたすから、誠に女子に気の毒であれども、是も修行(ぎょう)であるから、仕上がりたら皆のものがビツクリ致して、顔の色を変へて、御詫びを致すやうに成るのが近よりたぞよ。気苦労は中々あれども、是が神界の経綸であるから、この事の一寸でも解りた身魂は、先になりたらこの世の手柄をいたさして、末代名を伝(のこ)してやるぞよ。よく胸に手を当て自分(われ)の行(おこなひ)を考へたら、判るやうに成りて来るぞよ。皆な大変な見当違を致して、神に重々の気障(きさはり)があるぞよ。これでも今の中(うち)に改心いたして、申す様に何事も致せば赦してやりて、元の御用に使ふぞよ。神島から現はれるまでは(※1)、左程にも無かりたなれど、神島からいよいよ現はれたから、容赦いたして居る間がないから、各自に其心得で居らんと、今度は末代取返しの出来ん事が出来するぞよ。次に肝川の龍神を眷属と致して、龍門館の金龍海に身体を潜めて守護いたすから、是迄とは厳しくなるから、是までの様に思うて油断を致して、何時までも反対を致す身魂は、モウ容赦は成らんから、ビシビシ懲戒(いましめ)をいたすから、改心いたすなら今の間であるぞよ。

(※1)
○「三段の型」 玉鏡(昭8/1)
 男嶋(おしま)女嶋(めしま)に艮(うしとら)の金神様が落ちて居られたので、坤(ひつじさる)なる神島には坤の金神様が落ちて居られたと言ふことになるが、「北海道の別院のある芦別山には又 艮の金神が落ちて居られたと云ひ、その坤なる喜界ケ嶋の方には坤の金神が落ちて居られたと言ひ、何だか訳が判らない」と云ふが、これは皆真実で又型である。綾部から云へば男嶋女嶋と神嶋、日本から云へば北海道と喜界ケ嶋、世界から云へば日本が艮(※2)で西のエルサレムが坤である。三段の型のあることを取違ひしてはならぬ。

○「艮坤二神の御歌」 玉鏡(昭7/8)

 北海の旅路はろけし吾は今
  出羽の大野の雨ききてをり

 之は先年 王仁が出羽の国を旅行中、鳥海山の下をよぎりたる時、突如 坤の金神様が神懸られて詠じたまうた御歌である。坤の金神様は西海の果なる喜界ケ島に御隠退遊ばされて、わびしい月日を送つておいでになったが夫神恋しさの情に堪へ兼ねて、遥々と艮の金神様を尋ねて鳥海山まで来られたのであるが、夫神のいます北海道の地は白雲漠々として何処の空とも見えわかぬ。又よしや首尾よく尋ねおほせても、あの厳格な夫神様の事、恐らくは会うては下さるまい、とつおいつ御思案の末「ここから引きかへさう」と決心され、鳥海山にお登りなされて遥に遥に芦別の山を偲ばれたのである。日本武尊が碓井峠(うすゐとうげ)より妃 弟橘姫(おとたちばなひめ)を追懐された故事にも勝りて、涙ぐましい御事であった。故に往昔鳥海山はトオミ(遠見)の山と云って居たのであるが、後世「鳥海」に転訛したのである。たまたま王仁が其地を過ぎたので神懸らせ給うて当時の御心情を詠ませられたのである。

 芦別の山は悲しも勇ましも
  神代ながらのよそほひにして

 之は艮の金神様が同じく王仁に神懸らせたもうての御歌である。
 北海別院の歌碑に此の歌が記されるのである。

(※2)
○出口すみ子「大地は国祖のおからだ」(教示集 昭和22年11月1日)
 お土を拝むような心になったら、なんぼでも御神徳がいただかれます。大地は国祖大神様のおからだであるということに気がつき[現代注:日本列島のこと]、もったいないという心になったら、なんぼでもお米でも、野菜でもなんでも穫らさしていただけますよ。


テーマ : 心に響く言葉・メッセージ
ジャンル : 心と身体

プロフィール

真善美愛

Author:真善美愛
真善美愛まことと申します。東日本大震災の後、上野公園さんの『神言会-大本教神諭解説』に出会い、ぐちなお開祖・さぶろう聖師を通じてうしとら〔 艮 〕こんじんくにとこたちのみこと様に導かれます。それ以降、天の御先祖様(万軍の主、創造神)のお役に立ちたいと、良心神(個々の魂に宿る天帝の分魂、天照皇大御神)を奉じて活動しています。

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