大地の母 メモ6 邪神由来(1)

△『天地剖判』(霊界物語からの引用)
 アダムとイヴから産まれた人間達、年月と共に堕落して言霊は濁って神通力を失い、怒号・悪罵・嘲笑・怨嗟の声は悪意とからみあって毒のある邪気を発生し続けた。邪気は邪気を呼んで天地間に立ちふさがった。清明なる神界よりの火水は、その邪気を含む密雲に妨げられて届かぬ。もはや神と人、天と地の真釣りは断絶した。地上は流水の清さを失って腐敗し始め、海は混濁して悪臭を放ち、大気は汚染されて息ぐるしく暗い。人類は得たいの知れぬ流行病におかされ苦しんだ。
 地上霊界からこの様を見られた国祖大神は、憂悶やるかたなく深い吐息をつかれた。その吐息から八種の雷神と荒れの神が産まれた。稲妻は閃きわたってわだかまる邪気を焼き裂き、疾風起こって暗雲を薙ぎ払い、地上は吹きすさぶ嵐に包まれ、不気味な地鳴りとともに揺れ動いた。荒れの後の天地は火水に現れて蘇ったが、根強く残った邪気は三方に分かれて凝り固まった。
 そいつは、地上人類もろもろの害毒から溢れ出たばかりやない。天界の端々に残る残りカスが沈んで澱をなすみたいに、類をもって集まり、力を生んで、ここに邪神界を現出する。まず今でいうロシアの国のあたりに発生した邪神群を、仮に八頭八尾(やつかしらやつお)の大蛇(おろち)と名付ける。インドのあたりに極陰性の邪気ばかり凝り固まったのが、金毛九尾と思え。八頭八尾の大蛇はその霊をわけて力ある国々の権力者に、金毛九尾白面の悪狐はその分霊を相手方の女の霊に憑依したがる。真っ先に八頭八尾の霊が襲ったのは、盤古大神のこの八王大神・常世彦命。金毛九尾が憑いたんは、その妻神の常世姫命やった。常世姫命は地上霊界の神政の司・稚姫君命の第三女や。このために常世国(アメリカ)は妖気が乱れて、上も下も体主霊従の行動を好むようになっていく。一方、ユダヤのあたりに凝固した邪霊は、六面八臂(ろくめんはっぴ)の邪鬼となった。彼らは神界・霊界の組織を打ちこわし、力をもって全世界を従えようと、ひそかに企む。この邪鬼は大自在天神・大国彦命に憑依し、力主体霊的行動をしたがる。三種の悪霊は三つ巴となって大神の経綸を妨害し、罪悪は平然と横行、弱肉強食の巷と化していくのや。

 弟子の湯浅仁斎が「けどなあ、万物の霊長たる人間が、まして神さんが狐や大蛇の霊に支配されるなんて、そんなけったいなことが…」と疑問を呈する。すると王仁三郎、「湯浅はんの言うことはもっともや。あいつらが現実の狐や大蛇の霊と考えたら、信じられんやろのう。さっきから言うとるように、邪神とは、天地間の万物の吐き出す不純な気の凝ったもんや。邪神は厳然として存在し、邪神界はいまや正神界と対立する勢いになる。いや、この時代にはもう、正神の威令は、ほとんど人間どもの耳には届かんようになった。彼らを表現するのは厄介や。サタン・魔王・白魔・赤魔・妖魅…なんぞ気にいった名前があったらそれでも構わん。けどその正体はハッキリ三系統に分かれとる。
 正神界の神々がスの言霊の火水から生まれたように、奴らもまた邪悪な想念、言霊から発生して力を得たのや。つまり肉体を持って生まれた霊やのうて、本来は放出気塊の複合体やさけ、その性格を言いわけるとなると、単純な名では言い得んのや。彼らが目的と意思を持って動く時、必ず何らかの形を作る。実際は、相手方の意に添うように、威容厳然たる正神か美しい女神となって現れたがる。しかし見破られた時や包み切れなくなった時など、いわゆる正体を表わすのや。古くからその姿が日本やシナやインドなどで記録されとるが、金毛九尾白面の悪狐、六面八臂の邪気、ヤマタノオロチというのも、そういう形につけられた名称に過ぎん。入道の形をした雲に入道雲と名付けるのは、人間に入道という記憶があるからで、鬼や狐の連想からそういうふうに見えるのや。また逆に人間のそういった観念、あるいは相手の潜在意識をついて現れるともいえる。そうした恐ろしい力を崇め、信心して、その魔力を自分の力としたがる人間どもがあるのも事実や。古今東西、邪法を行じてその邪悪な思いを達する者は後を絶たん」
「ほんまですなあ。鎮魂帰神を求めてくる連ちゅも、たいていそうですわな」
「そういう邪悪な力にのめりこむと、生きながら邪神界に籍を置くことになる。だから審神者たるもの、よほど心を引き締めてかからんならん」





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真善美愛

Author:真善美愛
真善美愛まことと申します。東日本大震災の後、上野公園さんの『神言会-大本教神諭解説』に出会い、ぐちなお開祖・さぶろう聖師を通じてうしとら〔 艮 〕こんじんくにとこたちのみこと様に導かれます。それ以降、天の御先祖様(万軍の主、創造神)のお役に立ちたいと、良心神(個々の魂に宿る天帝の分魂、天照皇大御神)を奉じて活動しています。

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