『大本神諭』 明治37年旧8月3日

○明治37年旧8月3日(天の巻)

 うしとらこんじんくにとこたちのみことぐちなおりて、何彼なにかことにちにちふでさきらしてれども、このなかかんじんひとうたがひあるゆえに、世界せかいことびるばかりに、神も堪忍こらへぶくろれるぞよ。
「八月 九月がさかりにる」ともうせば、
明治めいじ何年の八月九月じゃ、それわからんやうな神のしらせはてにらぬ。ぐちわるがみうつりて、肉体をもてあそびにしてるのであらう」
 …と申して、へんぜうにょ出口でぐちなおめるなれど、それわれの心で考へてくだされ。
「神はかんじんことは今の今までまをされんから」
 …と申せば、また反対いたして、
「出口にうつりてる神は、しんりょくヤク神にちがひない。ほうだい無茶むちゃ苦茶くちゃばかりもう馬鹿ばか神であるから、相手に阿呆あほらしてれん」
 …と申し、エライ不足ぶそくであれど、三千年もかかりて苦労いたした経綸しぐみであるから、何程なんぼ大事だいじたまにでも、いまいままでけられんぞよ。世界からる事と、ふでさきと、自己われぎょうじょうとをチット考へてよれ。ぬしがでわかりて来るぞよ。
何處どこなにがあらうやられんからかいしんしてくだされ」
 …ともうして筆先でけてやれば、また反対いたして、
「そんなたよりない豫言しらせなら、神でうてもだれでもる。わるい事はあたるものぢや」
 …と申して、まためるなり。
戦争たたかひてんさいとでかへして、世界のじんみんを改心させるぞよ」
 …ともうして知らせば、
「戦争や天災は何時いつにもこれまでたくさんありたから、別にうしとらこんじんふでさきいでもい。こんな筆先ははぬからひきいてしまへ」
 …ともうすなり。
ほどなにわかるエライ神なら、何故なぜ三千年もながあいだ うしとらすみおしこめめられて、依然じっとしてりたのじや、力量ちからのない神じゃ」ともうして、へんぜう女子にょしたまが反対いたしたり、「もっとうえのエライ人にうつりてらしたらかりさうなものじやないか。このよう田舎いなかばあさんをたよりにいたさいでも、神ならそれぐらいの事は出来できさうなものじやないか。三千世界がひとに見えるまことの神なら、あやふくやまの事ばかり申さずに、もっとほかの事をいてせたら、改心するものが出来るなれど、余所よその事をかんやうな神は、世間せけんせまい神であらう」
 …と申してちから一杯いっぱい反対いたすが、筆先の読み様がらんからであるぞよ。
 この筆先はさきほど結構けっこうな世界のたからるのであるぞよ。
 あまちかう神のそばるとかへってまことわからんなり。へんじゃうにょおほもとなかよういたさしてもらはねばらん御役おやくであるから、そともらわけにもかんなり。此處ここむずかしいところであるぞよ。これでも時節じせつちかりたから、心からほっこんと改心いたして、なんにょとがそろうて大本の中でいさんで御用が出来すから、なおよ、もうしばらくしんぼうであるから、ここしのいでくだされたら、あとまことに結構であるぞよ。変性女子はうして反対いたしもって、二色はた〔 旗 〕をるのであるから、神はなにごと承知しょうちいたしてれども、あまながらく反対いたして改心が出来できぬと、世界中のくるしみが永いから、もう時節じせつであるから、早く改心してくださらんとこまるから、神がくど出口でぐちなおいやがりても気をけさすぞよ。
 かいちょうきょうしゅ王仁三郎のいちめい)がれば、半年おくれてすみるぞよ。澄子がくなれば、次にやくいんく成る。役員がくなればうじく成るぞよ。さう成りたら、世界せかい経綸しぐみてあるさしぞへたまいて、この大本へひきして、なにことたまそうおう御用ごようおおけて、たてなほしを致すから、からいちばんきに改心をして、素直すなおりて御用をいてくだされ。そのかはりにつとあがりたら、まづは世界に無い結構が出来てるから、いままでの人間心をおほかはながして、うたがはずと筆先どほりのおこなひを致してくだされ。今の様なうたがひのキツキ事では、神もめいわくを致すから、出口なおにちにち咽喉のどからいて苦しみてるのを見て居るうしとらこんじんの心も、チトはすいりょういたしてくだされよ。
 神は人民をだましてもなにこうのうが無いから、滅多めったうそまをさんから、何卒どうぞ神の申すやうに致して、世界のものにかがみして、「あれでならこそかみようじゃ」と世界から申すやうに、おおなひ変改かへくだされたら、世のこんぽんからの仕組しぐみを一日も早くじょうじゅ致さして、三千世界の神、ぶつ、人民を安心さして、てんせん御目おめにかけるぞよ。神のもうした事は毛筋けすじほどもちがひは無いぞよ。うその事なら、これだけながらく神も出口も苦労くろういたしもいたさしもんぞよ。これでもなんにょとが和合わごう致して御用ごよう致す時節じせつるぞよ。


〔 注釈 〕同様のやりとりは『大本神諭 明治36年旧3月5日』にもある。


テーマ : 心に響く言葉・メッセージ
ジャンル : 心と身体

プロフィール

真善美愛

Author:真善美愛
真善美愛まことと申します。東日本大震災の後、上野公園さんの『神言会-大本教神諭解説』に出会い、ぐちなお開祖・さぶろう聖師を通じてうしとら〔 艮 〕こんじんくにとこたちのみこと様に導かれます。それ以降、天の御先祖様(万軍の主、創造神)のお役に立ちたいと、良心神(個々の魂に宿る天帝の分魂、天照皇大御神)を奉じて活動しています。

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