『大本神諭』 明治35年旧7月11日/小三災/エルバンド式とモールバンド式

○明治35年旧7月11日(天の巻)

 ながらくふでさきしてらしてやりても、今のじんみんうたがきつゆえまこといたさぬから、このおほもとの中に実地じっちせてあるから、よく見てかんとかんじんおりに何もはなしが無いぞよ。霊魂みたま調あらためいたして、いんねんある身魂みたまひきしてように使ふと申して、筆先に出してあらうがな。今度の二度目のたてかえと申すのはあまいわしめやくと、ひらく役とが出来できるのであるが、おほもとの神のさしぞえたねは、自己われじゅうぶん苦労して人をたすける心でないと、天地てんちいわなかなか開けんぞよ。差添のたねに成るのは、二十五年からの筆先をはらしめみていたらいのであるぞよ。

 このうちけっこう経綸しぐみわかりてかけるほど、世界からはなだかるから、筆先でどんなべんかいも出来るやうにかかしてあるから、調戯心なぶりごころで参りてあかはじかいて帰るものも出来できるし、またまことで出て来るものもあるぞよ。もくてきてやうとおもうて出て来るものもあるし、世間せけんわかほどこの大本はせはしくなるから、ここさびしく致して、まこと出口でぐちこまかうわかるやうにかかしてあるから、ほかの教会とは精神が違うとまをすのじゃぞよ。

 このおほもと世界せかいかがみ〔 八咫鏡 〕のところであるから、これまで何程なんぼふてかしたとて、あまり出口をおとして御用がさしてありたから、うたがものばかりで、このなかおこなひがチットモんゆえ、まことおしへいまにさして無きやうな事であるから、このやみけるおしえを致しても、誰もまことに致さねど、もう夜〔 〕の明〔 〕けるにちかうなりたぞよ。けるとおほもとかみおしえどおりに世界からなにごとも出て来るから、世界はいったんわるなるから、よろこものかなしむものとが出来るから、大本さへいたして居りたらき事が出来るやうに思うて、「さっぱりうそじゃった」ともうしているなれど、ぐちの日々のねがひで、たいなんしょうなんまつへたところ(※1)なんなりと日本のうちにもそれぞれの見せしめはるぞよ。これから先になりたら、「こんな事がるのに何故なぜ知らせなんだ」とごとまをすなら、知らせば不足を申すであろうし、また知らせてやれば色々とうたがうてわるく申すし、人民の心がさっかへっているから、善き事はわるく見えるし、わるきこと致すものはかえって今の時節はく見えるが、全然さっぱり世がさかさまであるぞよ。

 今の世界のうへに立つ人は、ひとつもまことぜんの事は致してらんぞよ(※2)うしとらこんじんおもてあらはれて、世界のあらひかへをいたすから。これからは何事もから露見あらはれてるぞよ。今の世界のちている人民は、たかところつちもちばかいたして、ねんねんじゅうくるしみているなり。に立ちている人はあくの守護であるから、気儘きまま放題寸法すっぱふ。強い者ちの世の中でありたなれど、見てれよ、これからこれまでやりかたこんぽんから改正かへさしてしまうて、刷新さらつの世のやりかたに致すから、今迄にに立ちて居りた人はだいつらう成りて来るから、しょっぱつからぐちなほの手と口とをりて、色々と世界の霊魂みたままをしきかしたら、近所の者がおどろいて、出口を警察へまゐりたおりに、警察で「三千世界の大気違ひである」ともうしてあるぞよ。「用意よういをなされ、世のたてかえがあるぞよ」ときびしく申して気がけてあるぞよ。それでも「ちがひがなにを申す」ぐらいにより取りては居らんぞよ。何でもないう者ほか、ぎんを致さんのか、モチトおほきな者を吟味いたして、国のつぶれんやうに致さねば、このままで置いたら、警察の云ふ事共く者が無きやうになるぞよ(※3)

 うしとらこんじんあらはれて守護をしてやれねば、日本の国はこの状態なりいたら、全部さっぱり外国へ略取とられてしまふぞよ。ような時節が参りているのに、に立ちている人民がさきわからんから、世を立替へて先のわかる世に致すから、自己われの心からほっこんと改心をするやうに成るぞよ。うしとらこんじんおもてになると物事はやいぞよ。




(※1)
○出口王仁三郎著「小三災」 玉鏡(昭8/7)
 まっぽうの世におこしょうさんさいふのはびょうせんであるが、うえと云ふのはしょくりょうけつぼうとのみってはならぬ。経済上の飢饉ききんもある。びょうと云ふのも、たんに体がむとかいするのはあやまりである。そうてきの病気もこのなかに入るので、こうどうせいちゅうあゆむのがけんこうしゃであって、けい〔 註:よくきょく 〕だのけい〔 註:よくきょく 〕だのとふのは思想上のびょうにんである。とくあかい思想〔 註:きょうさんしゅしんろん 〕などはこうこうはいった大病人である。
 いくさ兵器へいきをもってのいくさの意味だけではない。せいせんしょうせんなどなどいろいろある。議員選挙においても、「あの人にもらはねばならぬ」と選挙人の方からこんもうするのがあたりまへで、候補こうほのりをあげてちく鹿ろくじょうしのぎを削るのはすなわち戦争である。名誉、屈従外道げどう等によって政治せいじない。
 だいさんさいふうすいについてはふまい。ただこれはじんりき如何いかんともすることが出来ない天然現象である。ひたすら神様にいのって惨禍さんかすこしにてもすくなからむ事をねがはねばならぬ。火とふのはだけの事ではない、大地だいち地震じしんことである。


○王仁三郎著「エルバンド式とモールバンド式」 月鏡(昭4/2)
 今や世界せかいはこぞってせんらんちまたしてった。ただそのけいしきが、真に武器ぶきを取ってたたかふ戦争であるか、そろばんをもってたたかふ経済戦であるか、けんぼうすうじゅつをもってしのぎけずせいせんであるかの差異さゐだ。ごときはなにふとすぐ武器にうったふる戦争──モールバンド式であるが日本にほんには一層いっそうけんあくなエルバンド式の政戦がなくおこなはるるのはなげかはしいげんしょうである。


○第二次大本事件回顧歌集「朝嵐」より
びょうせんしょうなるさんさいおこるをひ ふうすいをばだいさんさいとなふる
びょうせん いま世界せかいじつげんし ふうすいわざわひおこめたり
じんしんかいしんなくばしんめいは だいさんさいおここしたまはむ
・大三災 小三災のひんぱつも ひとこころはんえいなりけり


(※2)
出口王仁三郎氏に挙国更生を聞く(二)
鴛海「日本は欧州人からわるられるのはやむをませんでしょうか」
聖師「それはあたまえじゃ。たぬき同志どうしがやっているから、それはしょうがない。『今まではまことひとツもない』と神様がっておられる。いばかりやっている。世界もこうせいせねばならぬ。しかしず日本が更生してはんを示さねばならぬ。日本人でも今のはようがない。まことの日本人〔 日本にほんじん 〕はいくらもらぬ。ほとんぜんめつの状態である。皮膚ひふもうはつの色だけが日本人であって、精神的にはこんけつである。外国人〔 がいこくじん 〕が大部分である。にんげんせいしんである。こころというものはみなうごいておるのである。れいというものは血だ。ゆえに現代の日本人は混血児になっている。こういうれんちゅうこしらえても混血してしまっている。ず この血から更生せねばならぬ。血は精神のかたかわってる。真正な日本人に帰ったならば──はじめからこころもとだから、霊主体従の人間になる。現代人はず血液が外国人になってしまっている──心が日本人にかえったならばそれい」


(※3)
出口王仁三郎氏に挙国更生を聞く(一)
神本「御筆先に『今のようなやりかたを続けていたならば、さきにはけいさつの云う事まで聞く者は一人もない』という事がておりますが、あれは法律の改正という事に解していいでしょうか?」
聖師「何もかもえる、ほうりつも変えると書いてある」
神本「法律の一番理想的なものはどういうふうになればよいのでしょうか」
聖師「それはな──かく、日本は徳治国であるのに、法治国にしておるから。──あまり法律による国はおさまらない。三ケ条の法律で思うように治めるようにならなければならぬ。昔の法律はさんしゅ神器じんぎが法律であった。ぎょく陛下へいかで、悪い者はつるぎをもってらす。また弱い者は剣で守ってやる。そうしてかがみごと綺麗きれいこころになれ。──これが法律であった。この三種の神器が法律であった。それが今ではいろいろな法律をつくり、その法律をまたくぐる者が出て来るから、またあらたな法律が出来るというような具合ぐあいで、今日のようなぼうだいなものが出来あががったのである。これはどこからるかというと、教育がわるい、国体教育がしてないから。それから神という事のかんねんがないからだ。法律を作らんでも、各々に徳義を重んじて、天をおそれ陛下をとおとぶようになってたならば、こんな法律はらない。そうすれば皆がおのおの愛善の心になって来る。人間は誰でもまれながらに愛善心やぜんりょうなる心をもっている。ねこでも黙ってかつをぶしを盗んだ時には逃げよる。ねずみを取って来ると家の手柄てがらをしたというので、大きな顔をして家人の前へ持って来てめてもらって食いよる。あんな動物でさえもぜんあくの区別はよくっている。
 法律というものはどうとくの最低率を制限したものである、法律の中にはぜんすすめるという事はひとつもない。こういう法律であったならばいけない。徳教の入った法律でなければ駄目だ。どうしてもそういうふうに変えねばいかん」

テーマ : 心に響く言葉・メッセージ
ジャンル : 心と身体

プロフィール

真善美愛

Author:真善美愛
真善美愛まことと申します。東日本大震災の後、上野公園さんの『神言会-大本教神諭解説』に出会い、ぐちなお開祖・さぶろう聖師を通じてうしとら〔 艮 〕こんじんくにとこたちのみこと様に導かれます。それ以降、天の御先祖様(万軍の主、創造神)のお役に立ちたいと、良心神(個々の魂に宿る天帝の分魂、天照皇大御神)を奉じて活動しています。

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