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『大本神諭』 明治33年閏8月2日(弐)

○明治33年閏8月2日(火の巻)

王仁夫妻05

 昔から世界の事が、これだけこまかく解る所は無かりたが、時節じせつ参りてれいがくというて、かんがかりで見えうに成りたのじやぞよ。うしとらの金神が世に落ちてりて仕組しくみたことじゃぞよ。世界に有る事はんであらうと、みなもと〔 源 〕はこのほう経綸しくみた事じゃが、こんな仕組を相談してするうな事では、世の立替は成就いたさんぞよ。こう申すと、「エラサウに申す神じゃ」と思うであらうなれど、この方は力が有り過ぎて縮尻しくじった神であるから(※1)、どんな事でも致すぞよ。何程なんぼ力のある神でも、そねまれたらつらい目を致さんならんから……、人民は悧巧りこうにあれど、神の真似まねは出来んから、色々と慢心の出ぬやうに気を附けるのじやぞよ。
 今迄はかんがかりと云ふ事がすたりて居りたので、神が路頭に立ちたなれど、時節参りて、神の思ふ事が人民の口をりて申される世が参りて、まことに神は満足であるが、それについての苦労いたすのは、神ばかり有りたとて、人民に改心さして、かみしもそろへてもと神代かみよへ立帰る守護いたしての、この苦労を致したり、さしたり、神は「きはうなる、ああいふ事になる」と承知はして居れど、人民は先きの見えんものであるから、申してやりても真に致さんから、結構な御蔭おかげを取外して、ジリジリ舞うてもかなはん事が出来てくるから、明治25年から種々いろいろと申して気を附けたなれど、唯一人まことに致さなんだなれど、仕組の致して有る上田をひきして、チトわかりかけたので在るから、上田が参りてから、この結構がわかりたなり。出口が永らくの苦労のかたまりであれど、今度の世の立替の神の力の取次じやぞよ。出口直は婦人おんなばかして有れど男子おのこじゃ。上田は男子で女子であるぞよ。この因縁が解るぞよ。
 何事もさきに書かして有るぞよ。今度参るのも気が附いてはるまいがな。皆そのとほり、前に書いて見せて有ろうがな。筆先を出しても、誰もなんにも腹へ這入はいりて居ろまいがな。それで、「筆先を見んと、もとは何も解らん」と申して有れど、ばかして居れば侮りて真にいたさねど、「眼の舞う人やら、フンびる人も出来る」と申して有らうがな。みな出て来るぞよ。神はげしく成るぞよ。出口安心いたされよ。何も先に見せて置くぞよ。出口に申して有る事は違はんぞよ。九人の写真を腹に持ちておじゃれよ。今迄はこの世に無き苦労人でありたなれど、世界にある事が解るほど、出口が良くなるぞよ。これから解りかけて来るぞよ。
 悪は千里せんりも走るなれど、ぜんの判るのは中々に骨が折れるぞよ。これだけ結構な事を致して居りて、是だけに悪く言はれて居るのも、これも因縁なり都合つごうの事じゃ。これから判りて来るぞよ。昨年の十月に申して有らうがな。「十月になりたら、エライ悪く申したが、打って変りて『結構な事でありた』とふ如うに成る」と申してあらうがな。これから敵対てきたうて悪く申して居りたもの、段段とめるやうに、そろそろと見せて遣るぞよ。目醒しも悪い事に限らんぞよ。良き眼醒しもあるぞよ。世界に有る事は綾部の大本からして見せるが、このひろまえの中の事や神の祭りやうから、一切の事解りて居るか、皆見せて有るぞよ。神の祭りやうから、布教者とりつぎの行為から、何もも見せて有れど、分ろまい。これをける人が出て来んと、真の事が出て来んなれど、今度因縁の有る四人の身魂が御苦労に成りたら解るぞよ。結構が分るから、いって下されよ。金銀では行けんところじゃが、人民は金が無くては一寸も前へ行けよまいがな。このほうは金無しに何処どこまでも連れ行くぞよ。世界の加賀美かがみに成るのは、人のうせん事を致し、また昔から無き珍らしき苦労を致さねば、世界の鏡には成れんぞよ。綾部から何もして見せるぞよ。世の立替の世の元に成るところであるから、手間がりたのじゃぞよ。モウわかるがはやいぞよ。




(※1)
○釈迦前生物語(ジャータカ物語)全集472「マハーパドゥマ前生物語」より抜粋
<王様が留守にしているとき、王妃(後妻)は血のつながりのない第一王子(蓮華王子)を誘惑するが、三度誘惑して拒絶される。そこで継母は自ら体にひっかき傷をつけ、王様が帰宅すると「王子に乱暴されそうになった」と讒言する>
王妃「王子が私の部屋にやってきました。『そんなことをするものではありません。私はあなたの母ですよ』と申しましても、王子は『私をおいてほかに王というものはない。私はあなたを家に連れ帰って愛欲の愉しみにふけろう』と言って、わたしの髪をつかんで何度もひっぱりました。それでも言葉に従わない私を、打ちすえ傷つけて去ったのでございます」
 王様はよく確かめもしないで、毒蛇のように怒り、家来達に命じた。
「行け、蓮華王子を縛りあげてつれてまいれ」
 彼等は都を覆いつくさんばかりに大挙して王子の住居に押し寄せ、捕まえて殴りつけ、後ろ手に強く縛りあげた。そして首には夾竹桃(きょうちくとう)の赤い花輪をつけて、死刑囚として打ちながら連行したのであった。国中が騒然となり、多くの人が「なんと、王様は、妃の言葉を信じて偉大な蓮華王子様を殺させようというのだ」と言って集まり、王子のために歎いた。
 さて、家来達は王子をひったてて王の前に連れていった。王は王子を見て心を抑えられなくなって、「この者は王ではないのに、王の威厳を示すようなまねをしおった。予の息子でありあながら、第一王妃に対して罪を犯した。みなの者、この者を盗賊の崖からつきおとして殺してしまえ」
「父上様、そのような罪は私にはございません。王妃の言葉を信じて私を殺すことはおやめくださいませ」と、蓮華王子は父王に懇願したが、聞き入れられなかった。そこで一万六千人の宮廷人たちは大声をあげて悲しんだ。「偉大な蓮華王子様、このような不相応な目にお会いなさるとは」
 武人たち、有力者たち、大臣たち、家臣たち、みんなも言った。
「王様は、王子様は行ない正しく徳をそなえ、王統を護り、王位の継承者であらせられます。王妃のことばを信じてよく確かめもせずこの方を殺すことはおやめくださいませ。王様というものは慎重に事を運びになるべきです」
 そして彼等は七つの詩を唱えた。

1:小さかろうと大きいかろうと、他人の罪はそのすべてを見て、自分でよく調べるまでは、王たるもの処罰を行なうべきではない。
2 :よく調べもしないで、処罰を行なう王族は、生来盲目の者が、棘のあるもの、蠅のたかったものを飲みこむようなもの。
3: 罰すべきではない者を罰し、罰すべき者を罰しないのは、盲目の人がデコボコ道と知らずに行くのとまったく同じである。
4:小かろうと大きかろうと、そのすべてを、よく見て執行する者こそ、統治するにふさわしい。
5:偉大な地位にとどまるためには、やさしい一方でも、きびしい一方でも駄目である。それゆえ両方を行なうべし。
6:やさしければ侮られ、きびしすぎれば恨みを買う。この両極端に気をつけて、中庸を心がけて行なうべし。
7:激昂した者は喋りすぎ、悪漢もまたよく喋る。

 人々は「王様、女性のために王子を殺してはなりません」といさめたが、父王は聞き入れなかった。蓮華王子も懇願したが、同様だった。その暗愚な王は「行け。王子を盗賊の崖につきおとしまえ」と命じようと第八の詩を語った。
『世の人はすべて王子方にあり、この女(王妃)はひとりぼっちだ。それゆえ余は彼女の言に従おう。行け、彼を投げ込んでしまえ』
 このように言われた時、一万六千人の王宮の侍女たちも、都中の人々も、手をさしあげ髪をふり乱して歎いた。この有様をみた王様は、「この者達は、おそらく、王子を崖から突き落とすのを邪魔だてするであろう」と考えて、伴の者をしたがえて行った。そして多くの人が歎き悲しむなか、王子を、足を上に頭を下にしてつかんで崖からつきおとさせた。
 ところが、王子が慈悲を修習していたおかげで、山に住む神が、「大丈夫ですよ、王子様」と言って安心させて、彼を両の手でうけ、胸に抱きとめたのであった。神は王子をこの世のものならぬ感触で包んでおりて行き、山裾にある八大山の龍のすみかの竜王の鎌首のなかにおいた。竜王は、王子を竜の住処につれて帰り、自分の栄誉ある地位の半ばを分かち与えた。王子はそこで一年をすごしたのち、人間界にもどりたいと言いだした。
「どちらの国へ」と聞かれた王子は答えた。
「ヒマラヤへ入り、出家したいと思います」
 竜王は王子を人間界に戻し、出家者の身の回りの品々を布施して、自分の住処に帰って行った。王子の方はヒマラヤに分けいって出家して仙人となり、禅定と神通を修業し、林中の根や果実を食べて暮らした。その後、菩薩(王子)は父王に正しく国を治めるよう戒め、父王は讒言した王妃を崖から放り投げたのち、正しく国を治めた。
 師(釈迦牟尼仏)はこの法話をされて、「このように、修行僧たちよ、過去世でもこの女(チンチャマーナヴィカー)は私を誹謗して大変な災いを受けたのだ」と言われ、チンチャマーナヴィカーが義母(王妃)、デーヴァダッタが父王、アーナンダが竜王、サーリプッタが山の神、蓮華王子が自分の前世であったと明らかにされた。


テーマ : 心に響く言葉・メッセージ
ジャンル : 心と身体

プロフィール

真善美愛

Author:真善美愛
真善美愛まことと申します。東日本大震災の後、上野公園さんの『神言会-大本教神諭解説』に出会い、ぐちなお開祖・さぶろう聖師を通じてうしとら〔 艮 〕こんじんくにとこたちのみこと様に導かれます。それ以降、天の御先祖様(万軍の主、創造神)のお役に立ちたいと、良心神(個々の魂に宿る天帝の分魂、天照皇大御神)を奉じて活動しています。

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