感謝祈願詞-霊界物語より(ふり仮名)

『感謝祈願詞』(みやびのことば)  出口王仁三郎「霊界物語」より

(感謝)

至大天球(たかあまはら)の主宰(つかさ)に在坐(ましまし)て。一霊四魂(ひと)、八力(ふた)、三元(み)、世(よ)、出(いつ)、燃(むゆ)、地成(なな)、弥(や)、凝(ここの)、足(たり)、諸(もも)、血(ち)、夜出(よろづ)の大元霊(もとつみたま)、天之御中主大神(あめのみなかぬしのおほかみ)、霊系祖神高皇産霊大神(たかみむすびのおほかみ)。体系祖神神皇産霊大神(かむみむすびのおほかみ)の大稜威(おほみいづ)を以(もっ)て、無限絶対無始無終(かきはにときは)に天地万有(よろづのもの)を創造(つくり)賜(たま)ひ。神人(おほみたから)をしてかかる至真至美至善之神国(うるはしきみくに)に安住(すまは)せ玉(たま)はむがために、太陽太陰大地(ひつきくぬち)を造り、各自々々(おのもおのも)至粋至醇之魂力体(きよきみたま)を賦与(さづけ)玉ひ。また八百万天使(やほよろづのかみ)を生成(うみなし)たまひて万物(すべて)を愛護(まもり)給ふ、その広大無辺(ひろきあつき)大恩恵(おほみめぐみ)を尊(たふと)み敬(ゐやま)ひ恐(かしこ)み恐みも白(まを)す。

掛巻(かけまく)も畏(かしこ)き大地上国(あしはらのくに)の知召(しろしめ)します、言霊(ことたま)の天照国(あまてるくに)は。千代万代(ちよよろづよ)に動くこと無く変る事無く。修理固成(つくりかためなし)給ひし、皇大神(すめおほかみ)の敷坐(しきま)す島(しま)の八十島(やそしま)は。天(あめ)の壁立極(かべたつきはみ) 国の退立限(そぎたつかぎり)。青雲(あをくも)の棚引極(たなびくきはみ)、白雲(しらくも)の堕居向伏限(おりゐむかふすかぎり)、伊照透(いてりとほ)らす大稜威(おほみいづ)は、日の大御守(おほみまもり)と嬉しみ尊み。常夜照(とこよて)る天伝(あまつた)ふ月夜見神(つきよみのかみ)の神光(みひかり)は、夜の守と青人草(あをひとぐさ)を恵み撫(な)で愛(いつく)しみ賜ひ。殊更(ことさら)に厳(いづ)の御魂(みたま)天勝国勝国之大祖(あまかつ くにかつ くにのおほみおや)国常立尊(くにとこたちのみこと)は、天地初発之時(あめつちなりいでしとき)より独神成坐而隠身(すになりましてすみきり)賜ひ。玉留魂(たまつめむすび)の霊徳(みいづ)を以て、海月(くらげ)なす漂へる国土(くに)を修理固成て、大地球(くぬち)の水陸(うみくが)を分劃(わか)ち賜ひ。豊雲野尊(とよくもぬのみこと)は足魂(たるむすび)の霊徳を以て植物(きくさ)を生出(なりいで)、葦芽彦遅尊(あしかびひこぢのみこと)は生魂(いくむすび)の霊徳を以て動物(いけもの)を愛育(めでそだ)て。大戸地(おほとのぢ)、大戸辺(おほとのべ)、宇比地根(うひぢね)、須比地根(すひぢね)、生杙(いくぐひ)、角杙(つぬぐひ)、面足(おもたる)、惶根(かしこね)の全力(ちから)を以て。万有一切(すべてのもの)に賦(くま)り与へ、天地(あめつち)の万霊(みたま)をして、惟神(かむながら)の大道(おほぢ)によらしめ賜ひ。神伊邪那岐尊(かむいざなぎのみこと)、神伊邪那美尊(かむいざなみのみこと)は。天津神の神勅(みこと)を畏み、天瓊矛(あまのぬほこ)を採持(とりも)ち。豊葦原(とよあしはら)の千五百秋(ちいほあき)の水火国(みづほのくに)を。浦安国(うらやすくに)と、怜に完全具足(うまらにつばら)に修理固成し賜ひて。遠近(をちこち)の国の悉々(ことごと)、国魂(くにたま)の神を生み、産土(うぶすな)の神を任(ま)け賜ひて。青人草を親しく守り賜ふ。その大御恵(おほみめぐみ)を仰ぎ敬ひ喜び奉(まつ)らくと白す。

現身世(うつそみのよ)の習慣(ならひ)として。枉津神(まがつかみ)の曲事(まがこと)に相交(あひまじ)こり、日に夜に罪悪汚濁(つみけがれ)に沈みて。現界(うつしよ)の制律(みのり)に罪せられ。幽界(かくりよ)にては神の政庁(みかど)の御神制(みさだめ)の随々(まにまに)、根の国底の国に堕行(おちゆか)むとする蒼生(あをひとぐさ)の霊魂(みたま)を隣み賜ひて。伊都(いづ)の霊(みたま)、美都(みづ)の霊の大神は。綾に尊き豊葦原の瑞穂の国の真秀良場(まほらば)畳並(たたなは)る、青垣山籠(あおかきやまこも)れる下津岩根(したついはね)の高天原に、現世幽界(うつつかくりよ)の統治神(すべかみ)として現れたまひ。教親(をしへみおや)の命(みこと)の手により口によりて、惟神の大本を講き明し。天の下 四方(よも)の国を平(たひら)けく安(やすら)けく、豊(ゆた)けく治め給はむとして。日毎夜毎(ひごとよごと)に漏(もる)る事無く遺(おつ)る事なく。最懇切(いとねもごろ)に百姓万民(おほみたから)を教へ諭し賜ふ。神直日(かむなほひ)、大直日(おほなほひ)の深き広き限り無き大御恵(おほみめぐみ)を。嬉しみ忝(かたじけ)なみ、恐み恐みも称辞竟(たたへごとを)へ奉らくと白す。

(祈願)

天地初発之時(あめつちなりいでしとき)より。隠身賜(すみきりたま)ひし国の太祖(おほみおや)大国常立大神(おほくにとこたちのおほかみ)の御前に白さく。天(あめ)の下(した)四方(よも)の国に生出し青人草らの身魂に。天津神より授(さづ)け給へる直霊魂(なほひのみたま)をして。益々光華明彩至善至直(ますますひかりうるはしき)伊都能売魂(いづのめのみたま)となさしめ賜へ。邂逅(わくらは)にあやまちて枉津神(まがつかみ)のために汚し破らるる事なく。四魂五情(たまとこころ)の全(まつた)き活動(はたらき)によりて、大御神(おほみかみ)の天業(みわざ)を仕へ奉るべく。忍耐勉強(よくたへしのび)もつて尊き品位(しな)を保ち、玉の緒(を)の生命長く。家門高(いへかどたか)く富栄(とみさか)えて、甘(うま)し天地(あめつち)の花となり光となり。大神の神子(みこ)たる身の本能(さが)を発(ひら)き揚(あげ)しめ賜へ。仰ぎ願はくは大御神(おほみかみ)の大御心(おほみこころ)に叶(かな)ひ奉りて、身にも心にも罪悪汚穢過失在(つみ けがれ あやまち あ)らしめず。天授之至霊(もとつみたま)を守らせ給へ、凡百(すべて)の事業(なりはひ)をなすにも。大御神の恩頼(みたまのふゆ)を幸(さきは)へ給ひて、善事正行(よごとまさわざ)には荒魂(あらみたま)の勇(いさ)みを振起(ふりおこ)し、倍々向進発展完成(ますます すすみひらき まつたき)の域(さかひ)に立到(たちいた)らしめ給へ。

朝な夕な神祇(かみたち)を敬ひ。誠の道に違(たが)ふ事無く、天地(あめつち)の御魂(みたま)たる義理責任(つとめ)を全(まつと)うし。普(あまね)く世の人と親しみ交(まじ)こり、人欲(わたくし)のために争ふ事を恥らひ。和魂(にぎみたま)の親みに由て人々を悪(にく)まず、改言改過悪言暴語(あやまちをくい ののしること)無く、善言美詞(みやび)の神嘉言(かむよごと)を以て、神人(かみがみ)を和(なご)め。天地に代るの勲功(いさをし)を堅磐(かきは)に常磐(ときは)に建て。幸魂(さちみたま)の愛(めぐみ)深く。天地の間(うち)に生とし生ける万物(もの)を損ひ破る事無く。生成化育(かむながら)の大道(おほみち)を畏み、奇魂(くしみたま)の智(ひかり)に由(より)て。異端邪説(まがのをしへ)の真理(ことわり)に狂へる事を覚悟(さとる)べく。直日(なほひ)の御霊(みたま)に由て正邪理非直曲(ことのよしあし)を省(かへり)み。以て真誠(まこと)の信仰(あななひ)を励(はげ)み、言霊(ことたま)の助(たすけ)によりて大神の御心を直覚(さと)り。鎮魂帰神(みたましづめ)の神術(みわざ)に由て村肝(むらきも)の心を練り鍛(きた)へしめ賜ひて。身に触る八十(やそ)の汚穢(けがれ)も心に思ふ千々(ちぢ)の迷も。祓ひに祓ひ、退(やら)ひに退ひ、須弥仙(みせん)の神山(みやま)の静けきが如く。五十鈴川(わちがは)の流の清きが如く。動く事無く変る事無く。息長(おきなが)く偉大(たくまし)く在らしめ賜ひ。世の長人(ながひと)、世の遠人(とほひと)と健全(まめまめ)しく。親子夫婦同胞朋友(おやこ めをと はらから ともがき)相睦(あひむつ)びつつ。天下公共(あめのしたおほやけ)のため、美(うる)はしき人の鏡として。太(いみ)じき功績(いさを)を顕(あら)はし、天地(すめかみ)の神子(みこ)と生れ出でたるその本分(つとめ)を尽(つく)さしめ賜へ。

すべての感謝(ゐやひ)と祈願(いのり)は千座(ちくら)の置戸(おきど)を負ひて、玉垣(たまがき)の内津御国(うちつみくに)の秀津間(ほつま)の国の海中(わだなか)の沓嶋神嶋(おもと うらと)の無人島(しまじま)に神退(かむやら)ひに退はれ。天津罪(あまつつみ)、国津罪(くにつつみ)、許々多久(ここたく)の罪科(つみ)を祓ひ給ひし、現世幽界(うつしよ かくりよ)の守神(まもりがみ)なる、国の御太祖(おほみおや)国常立大神(くにとこたちのおほかみ)、豊雲野大神(とよくもぬのおほかみ)。また伊都(いづ)の御魂(みたま)美都(みづ)の御魂の御名に幸(さきは)へ給ひて聞食(きこしめ)し、相宇豆那比(あひ うづなひ)給ひ。夜の守り日の守りに守幸(まもりさきは)へ給へと。鹿児自物膝折伏(かごじもの ひざをりふ)せ宇自物頸根突抜(うじもの うなねつきぬき)て。恐み恐みも祈願奉(こひのみまつ)らくと白す。




◎出口王仁三郎著「八面鋒(王仁文庫 第8篇)」より「(七)嚴靈 瑞靈」
てんしゅいちれいこんもっこころつくり、これかつぶつす、しゅさんげんはちりきもったいつくり、之をばんぶつあたふ。ゆゑれいまもるものはそのたいたいを守るものはれいなり。しんりてこれまもるにあらず。すなはじゃうていめいえいゑんえき』とはみちたいげんおしふるところにして、またこうどうおほもとれいがくかんなり。しかしていちれいとは直靈なほひなり。こんとは、あらみたまにぎみたまくしみたまさちみたまなり。あらみたましんゆうなり。にぎみたましんしんなり。いはゆるけいこんにしていづの魂なみたまれば、いちいちばんばんかくえきれいのうあり。くしみたましんなり。さちみたましんあいなり。いはゆるこんにしてみづのみたまなり。そうじゅうだつざいれいのうあり。しかしててんいっぱんくわつぶつみなこんしょうなりともせざるはし。あらにぎこんかつどうかんぜんなるれいこんしゃうしていづみたまひ、くしさき二魂の活動完全なるれいこんを稱してみづみたまと謂ふ。しかして直靈なほひこんしゅさいし、完全なる活動をさしむる場合をしょうして、たまと謂ふ。おほもとのりいはく、「直靈魂なほひのみたまをしてますますひかうるはしきめの靈魂みたまさしめたまへ」とあるは、かくじん四魂をみがき、かみひとしき活動をすべき、御魂みたまとならむこといのるにり。ればいづ御魂みたま教祖きょうそげんていし、みづ御魂みたまきょうしゅげんていせるがごとかうするは、だいなるかいなり。各人みなすすんで嚴の魂、瑞の魂はおろめのたまの活用がところまで、みがげて、しんぎゃうされむことぼうするだいなり。


○『霊界物語』60巻総説より

 古人曰ふ、『善願あれば天 必ずこれを輔く』と。瑞月(王仁三郎のペンネーム)は神明の随々(まにまに)病躯を駆つてやうやく神示の物語原稿用紙七万五千枚約八百五十万言、頁数二万四千、約九箇月の着手日数を要して、茲にいよいよ六十巻を口述編著しました。かかる阿房多羅(あほだら)に長い物語を書いて識者より冗長粗漫(じょうちそうまん)の文章だと失笑さるる恐れ無きには非ざれども、今日の大多数の人々は古人に比して頭悩の活動力最も劣り、容易に深遠なる教義を真解すること能はず、かつ何事も上走りにて誤解し易く、ために三五(あななひ)教の真相や大精神を曲解し 終には忌はしき大本事件を喚起するに到つたのは、返す返すも遺憾の至りであります。
 上根の人は一言聞いてその真相を了解し、至仁至愛の神の大精神や大経綸を正覚すといへども、中根下根の人々に対しては到底高遠微妙なる文章や言語にては解し得ない而己(のみ)ならず、かへつて神意を誤解し、大道を汚濁するおそれがある。故に瑞月は現代多数の人々のために多大の努力と日子を費したのであります。
 現代は古と異つて何事も大仕掛になつて居り更に益々大きくならむとしつつあるが故に、非常にその間口が広くて、奥行が浅い人間が多く現はれるのは止むを得ない。故に今後の人々に対して徹底せしめむとするには不断の根気が何よりも大切である。たとへ百年かからうが神の大御心を万人に徹底させなくては措かない決心である。
 現代の人々がただの一人も自分が口述した物語を用ゐてくれず、また了解してくれなくても構はない、自分だけただ一人これを信じて大神の大精神を幾分なりとも実行し、正しき信仰の下に人間として生きて行く考へである。現代人の中にはかくの如く世間の行事が悪化し獣化するのを見ては、……自分一人が心身を正しくし神の示教を信じる事が出来ようか……と思つたり云つたりして居る人々の考へは余りの狼狽である。今日の社会にコウ言ふ狼狽へた人々の多いことはいかにしても慨(なげか)はしいことである。国の滅亡する時は「一人の義人あるなし。また識者なるもの一人もある無し」といふ極端まで行くものだが、国に一人にても、義人や真の識者のある限り、決してその国は亡ぶるものでは無い。神諭にも「誠の義人が三人あれば弥勒神政必ず成就すべし」と示してある。今日はお互に最後の一人を以て任じ、せめて自分だけでも正しき信仰に生き、清き人間として世のため道のために尽さむとする同じ心の人々とともに、この聖なる団体を擁護し開展し以てこの世界をして真善美愛の楽土と化せしめ、国祖の神慮に叶ひ奉らむことを希望し、あらゆる迫害に耐へ、克く忍び以てこの千載一遇の神業に奉仕せむと欲し、最後の一人となるも決して絶望せず、狼狽せず、平静に生命ある聖き希望を抱いて天下のために竭(つく)さむとするものである。故に吾人は世俗の所在非難攻撃にも屈せず、山鳥の尾のしだり尾の長々しくも撓まず屈せず、口述を続けて後世の軌範とせむことを希求しつつあるのである。

 この世を造りし神直日、心も広き大直日、ただ何事も人の世は、直日に見直せ聞き直せ身の過ちは宣り直せ。と吾人は日夜この神示を楯としてヒシヒシと押寄せ来たる激浪怒濤を浴びながら、善言美詞(みやびのことば)の言霊の武器を以て凡(すべ)ての外道を言向和す覚悟である。何ほど多勢の敵といへども驚くには及ばない。ただ一言の善辞、即ち言霊の善用によりて強敵はたちまち化して強き味方となり、また多数の味方といへども、ただ一つの悪言暴語によつて直ちに怨敵となる。言霊の尤も慎むべきを明示したのは本書霊界物語を通じての大眼目であります。読者幸に本書によつて言霊の活用を味ひたまふことあらば瑞月の微衷も酬はれたりといふべきであります。アヽ惟神霊幸倍坐世。


テーマ : 日本の文化・伝統・風習をもう一度取り入れよう。
ジャンル : 心と身体

プロフィール

真善美愛

Author:真善美愛
真善美愛まことと申します。東日本大震災の後、上野公園さんの『神言会-大本教神諭解説』に出会い、ぐちなお開祖・さぶろう聖師を通じてうしとら〔 艮 〕こんじんくにとこたちのみこと様に導かれます。それ以降、天の御先祖様(万軍の主、創造神)のお役に立ちたいと、良心神(個々の魂に宿る天帝の分魂、天照皇大御神)を奉じて活動しています。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる